2009年 09月 09日
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昨日は昼に北千住へ行き、デザインアンダーグラウンドファクトリーの松崎さんに会う。ラジカセを収集し、直しているコレクターの方だ。
ラジカセの雰囲気やデザイン、日本特有の複合機的な機能性などが気になり、撮りたくなった僕は、運良く松崎さんを紹介して頂けることになり、訪れたのだった。
雰囲気の良い天ぷら屋で昼食をご一緒し、竹の塚のアトリエへ移動した。
隅から隅まで全部、ラジカセ。それに加えてなんとなく集めてしまったというブリキ系の玩具、オールドMac、なぜか高速道路の照明のシールドまで、様々なものが積まれている。
久しぶりに聞くカセットテープの音。「このラジカセが良いんです」と持ってきたものにArt of Noiseの録音されたテープをガシャッと入れる。中低音が膨らんだ独特の鳴りはなんだかとても落ち着くものだった。iPODの音に慣らされた自分の耳にはとても不思議な音に聞こえた。
僕はまだ動き、音の出るものを撮らせてもらえるようにお願いした。それが本来の姿に思えた。電源を差し、それぞれの音を聞きながら、全部で20台ほどのラジカセを撮影した。中には12inchのレコードがそのまま入るものもあった。
紀里が大きくなった時、この写真を見せたらどんな機械なのだと想像するだろう。格好良いとか、美しいとか思うだろうか。全く女の子的なものではないけれど。
by ryoohwada
| 2009-09-09 17:07