2010年 12月 29日
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忙しない師走というものを、今年は生まれてから初めて体験した気がする。いくつかの連載の前倒しの取材。それから様々な撮影や原稿。それに個展が重なり、中旬くらいで落ち着くかと思っていた毎日は、結局昨日の深夜までかかってやっと落ち着いた。
それでも個展という期間中、撮影の合間を縫って会場に立ち、自分の作品と向き合うという大事な時間は確保するようにした。プリントやデータではなく、個展の空間で向き合う自分の作品との時間というのは重要だと思っている。それは次の作品のクオリティや方向性に関わるものだ。様々な意見を頂くなかで、それと同時に自分の作品への自分なりの意見というものも生まれてくる。
娘は「コッチの赤がかわいいかなぁ。あ、でもコレかなぁ」と様々な赤を楽しんだようだ。見ていくうちに、細かな赤の違いを楽しめるようにもなっていたようだった。
来年は春からいくつかのグループ展、それから5月には個展が行われる。
来年はさらにもうひとつ、新しいプロジェクトをはじめられると良い。それに向けてリサーチをはじめている。
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今日はこれから山形蔵王へ。
上の娘は昨晩からご機嫌。雪で遊ぶの楽しみにしていたようだ。下の娘は雪を見るのが初めての体験になる。どんな風に映るのだろう。表情を楽しみにしている。
僕は写真を始めた頃から撮り続けている、この山の景色を今年も撮影して回ろうと思う。
真っ白にホワイトアウトした景色を見たい。
寒波が来ると予想されている今年の蔵王は、フィルムで撮るのが似合っているかもしれない。そんな気がしている。
by ryoohwada
| 2010-12-29 09:35