2011年 06月 17日
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写真協会賞の授賞式では大変多くの方にお祝いしてもらい、楽しい時間を過ごすことができた。作家賞を受賞された森村泰昌さんとお話出来たのも大変深い思いでとなったように思う。
娘たちはおおはしゃぎで、上の娘は控え室で細江先生に「おじいちゃんせんせい」とまとわりついていた。作っていく中で、こうやって人前で光を浴びるのは今後の人生でまた体験できるかどうか。貴重な経験になった。
賞をもらうということに大変な責任を感じながら、頂いた花束に囲まれた帰りのタクシーの中、一層の精進を思った。もっと頑張れ、ということなんだと思う。
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最近考えることはやはり原発関連のことや日々の放射線量、それから娘たちの口にする食べ物や飲み物のことだ。それらがもたらす人体への影響も確かに心配だけれど、妻や僕自身がそこから受けるストレスというのも考えなければいけないところに来ているように思う。
そういうことを考えると同時に、作る、撮るということに対する考え方にも大きな変化が起こっているように思う。僕自身でいえばそれは311以前には戻ることが無いだろう。今後の作品制作にはその変化が表れていくのではないかと思っている。多分それは僕だけではなく、多くの表現者において同様だろうと思う。
by ryoohwada
| 2011-06-17 18:49