2011年 08月 14日
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朝食を摂ったあと、皆でヴィクトリアマーケット近くのピックアップ場所へ向かいバスに乗り込んだ。僕は一番前の助手席に乗ることになり、今までに五回ほど日本にゴルフに行ったことがあるという運転手と話しながらヤラ・バレーへ向かった。
メルボルンの市街地から45分ほどで着く農村地帯には牛や羊、山羊がそこかしこで草を食む姿を見ることができる。その他にはワイナリーの集まる土地柄、葡萄の畑が広がっている。
一軒目のワイナリーに着くとグラスを渡され、白ワインを注がれる。それからワインの色の見方、香りや味のテイスティングの方法が説明され、実際にそのようにしてワインを味わう。いくつかの白ワインのあと、スパークリング、最後に赤という風に出され、味わいを確認したものは樽に残ったものを開けて次のものを試すのだけれど、僕はほとんど全部を飲み干して試していった。そのせいであろう二軒目では早くも酔いが回ってしまい、出された料理を食べることに専念しながら少しペースを落とすことにした。ワイナリーの周りを散歩すると、様々な花が咲き、ハーブが生えている。娘たちはその花を興味深そうに眺めていた。山羊と遊びたいなぁ、などと走り回っていた。下の娘は周りの人の様子を観察しながら、しきりにグラスに鼻を向けて匂いを確かめて満足そうにしていた。
三軒目のワイナリーでもきれいな庭園が広がっていて、娘たちは芝生の上を転がっている。日本人の子供はどこに行っても可愛がられ、よく他の観光客と話をしていた。英語であろうと、「かわいいわねぇ」と言われているのはよく分かっているみたいで得意げな顔で愛想を振りまいていた。最後に立ち寄ったワイナリーに着く頃には同じバスに乗り合わせた人たちとも随分仲良くなったようで、ツアーが終わったあとに遊ばない? などと誘われていた。
メルボルンの市街地まで帰ってくるころには子供たちは体力を使い果たしたようで眠っていた。僕らは僕らでずいぶんとワインを飲んだおかげですっかり酔っぱらってしまっていたけれど、車中で寝ていたことと冬の冷気のおかげで家に帰り着くころには酒も抜けていた。
それから家で夕食を作り、夜に少しだけ外を散歩して回った。
by ryoohwada
| 2011-08-14 17:57