2011年 08月 28日
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朝食を摂り、カタラクト渓谷へ。大きな吊り橋があり、横にはその川を渡るリフトがある。それに乗らないかと娘に言ったが、一人で乗ってこいと断られる。
その日は北上しながらいくつかのスポットに寄り、小さな街ごとに少し休憩しながら撮影して回った。制限速度が細かく変わっていくのだが、基本的に80km以上の数字が示される。場所によっては110kmなどの制限になり、早い速度で車を走らせる。車窓には雄大な自然と共に様々な動物の死骸が流れていく。たまに「止まって−」という娘の声に合わせ、止まってから目的の場所まで後進する。そこにはワラビーだとかうさぎだとかの死骸があり、それを娘達は観察していた。
最北の海を望む場所まで行ってから南下し、ロンセストンの空港へ。着いてみると飛行機は2時間のディレイ。メルボルンに帰る頃には深夜だった。帰宅し、ベランダに出て風景を見る。トラムが走り、近くのバーの喧噪が見えるとなんだか落ち着いた。メルボルンを起点に旅して帰ってきてみると、いつもと違う場所とはいえ一時でも自分の居場所になっている感覚があるのだと思える。そういう風にして自分のホームというものは変化していくのかもしれない。いつだったか、自分の帰る場所が仙台ではなく完全に東京になってしまった気持ちの変化を感じた、あの時の新幹線の車窓で見た風景を思い出していた。
by ryoohwada
| 2011-08-28 18:27