2008年 07月 03日
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納品、取材、打ち合わせその他諸々いろいろなことを細かくやっていくうちにもう木曜に。しかも昨日からキリは熱を出し、保育園に行くこともできず家で代わる代わる見ながら作業。
最近、文字の作品を作り続けているせいか、じっと見ていると形の不思議さに意識を奪われる。頭の中で溶けていく様は象形でも抽象でもなく、ただその曖昧さだけが宙に浮かんでいるような気分になる。
それを思うと、伝達はやはり視神経を通った電気信号なのだと思える。それは一瞬のことだからこそ作用するもので、長く帯びるとどうにも麻痺してしまうものなのかもしれない。
最近、ワインの写真が撮りたくなり、モメサンのピノ・ノワール種とラフィット=ロートシルトを買った。ピノ・ノワールの薄く、透き通るような赤と、まさしくボルドー色のロートシルトは写真に撮るとやはり個性が浮き出るように思えた。
暗闇のライトテーブルで蠢きながら光を放つ色彩は、それだけで十分自分にとって価値のあるものだったように思う。
by ryoohwada
| 2008-07-03 21:43