2012年 04月 14日
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一週間ほどを二人で暮らし、先週から僕は仕事でモルディブへ行っていた。
短い期間の間にママや、大好きな保育園の先生や、最後に僕と離ればなれになっていき、娘はずいぶん気落ちしていたようだ。
成田に向かう前、保育園に送ると離れようとしなかった。帰国したら花見に行こうと約束して、花が散ってしまうまでに帰ってくるからと言うと彼女は納得した。
モルディブでの仕事を終え、マレの国際空港まで戻る途中にスマトラ沖での地震の速報が入った。テレビの前に人が集まり、騒然とした雰囲気だった。空港のサイネージやテレビ画面には津波の注意報が赤く点滅していた。幸いにも大きな津波は来ることがなく、僕らは無事に出国することができた。
東京に帰り、保育園へ娘を迎えに行った。
娘は僕を見つけると、すぐに飛び込んでくると思いきや背を向けて自分の棚から絵を持って走ってきた。たくさんの宝石が描かれた絵は、僕へのお土産だと言った。娘の歌声を聞きながら、自転車で帰った。
それから、約束通り目黒川へ花見に行った。もう散り際で緑の葉がずいぶん出ていたけど、とてもきれいだった。娘は風に舞う花びらを追いかけながら、時折僕のところへ戻りいちごジュースを飲んでいた。
家に帰ると、僕がお土産に拾ってきた貝殻を大事そうに抱きながらすぐに寝てしまった。
by ryoohwada
| 2012-04-14 09:30