2009年 03月 17日
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先日の土曜、大学、大学院での担当教授、内藤明先生の還暦のお祝いパーティーがあった。
久しぶりに会う同級生や先輩後輩も居て、皆が内藤先生への感謝を語りながら楽しそうに過ごしていた。
僕ははっきりいって迷惑ばかりかけたと思う。それでも僕がやりたいことをサポートしてくれた内藤先生には本当に感謝している。8x10カメラの扱い方。それどころか、何年も稼働していなかった8x10の引き伸ばし機まで使えるように導いてくれた。モノクロームのコントラストを教えてくれたのも、デンシトメーターの使い方を教えてくれたのも先生だったし、思えばネガカラーもチバクロームも、PHASE ONEも、全部先生から習ったものだった。
二次会になり、話したり考えたりしているうちに、酒を飲み過ぎて寝てしまった。まったく成長していない自分を思う。
内藤先生の教え方は、僕にとって理想的なものだった。
写真を使って何をやるのか、何を撮るのか、どう撮るのか、ということに関して口は出さない。
プロセス(機材、ケミカル、フィニッシング)に関しては「それが最高なのか?」ということに関して徹底的に追求する。
それは、僕が思う「写真を自由に用いる」ための最も有効な教育だったように感じる。
by ryoohwada
| 2009-03-17 00:11